【TCB jeans、TCB 70's BUSH PANTS】
デニム
こちらで使った生地は約13ozサンフォーキンコットンと呼ばれる綿を使用しています。
サンフォーキンコットンは、カリフォルニアのど真ん中に広がる広大な農地、セントラルバレーの南のほうで作られています。
この農地は、周囲を囲む山脈の雪解け水を利用してできたもので、綿はこの雪解け水を源とした地下水を使って育てられています。
1960~1970年代の純粋なブルーの色目とムラ感、そして毛羽立ちが特徴で、1950年代までのXX生地と違い、染めも浅くなり、ジーンズが作業着からファッションとして変化していく背景が生地をみるだけでも感じることができます。
また定番ジーンズの60'sストレートは生機ですが、今回のBushは防縮加工の生地となりますので、糸自体は一緒ですが将来的な色落ち具合は大きく変わります。
シルエット
70'sブッシュパンツならではのやや細めのストレートになります。
裾に向かって弱めのテーパードの入ったすっきりしたシルエットです。
ディテール
TCB所有の1970年頃のリーバイスのブッシュパンツをベースに制作しています。
オリジナルで製作したオレンジタブや太幅のベルトループ、ベースにしたヴィンテージに倣った9/32インチ(7.14mm)の巻き縫い幅、バックポケット口のユニオンスペシャル二重環縫いミシンによるチェーンステッチ、バックポケットの二本針縫製と針飛ばしなど縫製会社ならではの非常に凝った各部仕様も見所です。
また特徴的なベルトループは、オリジナルでラッパを製作し、1/16インチゲージのミシンを使い、25/32インチ幅のループを作成。
またヴィンテージではループ部にカン止めは採用されていませんが、強度の為にカン止めを採用し、一般的には少ない36針による粗めの縫製。
ループ中のダブルステッチもミシンを改造しヴィンテージ同様の細幅にて製作されています。
ファスナーはGripper Zipperです。
ブッシュ(藪)の中を歩く時にポケットが引っかからない様に前後共にフラップが付き、同じ理由でシルエットは細身のストレートになっています。
※MODEL DATE※
・品番:TCB 70's BUSH ・サンフォーキンコットン100% ・日本製 ・ディテール 紙パッチ、ボタンフライ、コアヤーン糸20番縫製、セルビッチ
シルエット
・股上 【浅い←1 2 3 4 5→深い】 ・太もも 【細め←1 2 3 4 5→太め】 ・裾幅【細め←1 2 3 4 5→太め】
※DENIM DATE※
オンス=13oz 色落ち=ヴィンテージ系
・染め 【薄め←1 2 3→濃いめ】 ・穿き心地【柔らかめ←1 2 3→硬め】
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